<< 2006年6月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

6月25日の浅場観察会

名古屋から参加の4名と豊橋の2名で、胴長をはいて浅場の観察をしました。
大潮の日曜日で干潟・浅場には大勢の人が出ていました。時期的には旬の盛りは過ぎていますが、アサリやバカガイは人々を引きつける魅力があるようです。
六条潟の浅場には、コアマモの群落がかなり広範囲に広がってきています。個々の株の面積も大きくなってきました。茂みの部分をタモで掬うと25cmほどのヨウジウオが捕れました。棲息動物から見ても、藻場の復活が進んでいるように思われます。
 底生動物のうち、アサリについては、数ミリの大きさの稚貝から、20ミリ程度に育ったもの、30〜40ミリの成貝まで、確認できました。他には、カニの種類がかなり豊富になってきたように思われます。

六条潟の浅場にアマモ・コアマモ

六条潟浅場でアマモ・コアマモが成長
 2006年6月14日、13時過ぎ、六条潟の浅場(港湾計画で200haの埋立てが問題になっている所)に出かけました。中潮でしたが、よく退いていました。
 コアマモの茂みがかなり沢山確認できました。この間、日照もある程度続いたので、成長してきたようです。アマモの株も確認できました。管理を適切にすれば、この浅場には、アマモ・コアマモの藻場が発達するでしょう。

縄文時代から続く潮干狩りの楽しみ
 腰くらいまで海水に浸かって腰マンガでアサリを採っているおじさんの15人くらいの集団がいました。一人に声をかけて聞いたところでは、埋立てや干拓が進む以前に海辺であった辺り(豊橋市内)に住んでいる方でした。その辺りは縄文の昔から、潮干狩り〜貝採りに浅場に出ていた人々が住み続けてきたところです。彼曰く、「港の埋立てが進んで、海が汚くなった。アサリもめっきり少なくなった。この場所を埋め立てるなんて、もってのほかだ。われわれの楽しみを奪うことは許せない。」 
 近在住民が、縄文時代から代々受け継いできた潮干狩りの楽しみを、港湾整備といって勝手に奪うことはけしからんという趣旨のようです。

permalink | コメント (14383) | トラックバック (54) | posted by 六条潟ネット

港湾計画案の200ヘクタール埋立をめぐる2006年3月時点での 論点整理 (市野)

愛知県三河港のホームページに三河港港湾計画の改訂に向けた検討委員会幹事会の記録が載っています。主な発言の紹介が出ておりますが、これだけでは内容が十分に理解されない点もあるように思います。3月に開かれた第3回幹事会に向けて、1委員としてつくった、討議すべき論点整理のメモがありましたので、ご紹介します。ご理解の足しになれば幸いです。
-------------
港湾計画案の200ヘクタール埋立をめぐる第3回幹事会に向けての論点整理 (市野)

シー・ブルー事業によって環境は改善されたかどうか
・ 事務局の提案趣旨: 三河港管理者側からみて、800ヘクタールに上るシー・ブルー事業で、三河港域の環境は改善されたから、新たな200ヘクタール(現行の500ヘクタールから削減)の埋立は、実施したい。
・ 定量的な資料を見ると、シー・ブルー事業によって貧酸素の影響を受けにくい−2m以浅の面積が増えたのは、100ヘクタール余に過ぎない。後は、覆砂をしたに過ぎない。時間が経過すると覆砂の上にヘドロが堆積して、効果はなくなると考えられる。また、自然地形に手を加えて、砂を盛った場合、2・3度、海が荒れれば、砂は移動して元の地形に戻ってしまうことは普通に見られることであるので、覆砂の効果が長続きするのかどうかは、慎重に見極める必要がある。
干潟・浅場の面積の推移
・ 第一回幹事会の資料では、干潟の消失面積は176ヘクタール(三河湾内1978年以降,環境省)をあげて、シー・ブルー事業による干潟造成面積の方が大きいように表現していたが、−6m以浅の浅場を含めて、消失面積がどうなったか調べると、1964年以降、三河港域の埋立により2230ヘクタール、浚渫により1130ヘクタール、合計3360ヘクタールの浅場がなくなった。(第二回幹事会補足資料)
・ 干潟・浅場の減少がどれだけの環境負荷を与えたか、定量的に明らかにすることが必要である。
・ 六条潟南側の200ヘクタールの水質浄化作用、生物生産力、生物多様性保護機能などについてのデータを踏まえた上で議論する必要がある。(神野西地区W埋立事業計画の環境影響評価準備書に調査データがある。このデータを使えば、近似できる。)
アサリ稚貝発生場所として、漁業資源上重要な六条潟(豊川河口干潟)
・ 日本一のアサリ稚貝の発生供給場所・・・@餌(植物プランクトン)の豊富なところ、A粗い砂干潟・浅場であること、B河川からの良好な淡水供給、C浮遊幼生の供給条件などを兼ね備えた場所。
・ 矢作川河口、木曽川河口など、ほかの供給可能な場所はどうなっているのか?
埋立の代替案
・ 神野新田地区の活用をしたらどうか。
・ 田原、御津、内陸の工業用地はどうか。ラグーナ蒲郡も未利用地があるのでは。
---------------------------
≪参考≫
http://www.pkservice.co.jp/mikawakou/mikawakou.htm

permalink | コメント (8435) | トラックバック (99) | posted by 六条潟ネット
| top |