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三河湾の汚濁問題と「六条潟と三河湾を守る会」のこれまで

閉鎖性の強い三河湾東部(渥美湾)では、高度経済成長期以来の畜産廃水や生活排水の増加、大規模な工業用地のための埋立事業や豊川用水事業による流入河川水の減少などが原因で、著しく汚濁が進んできた。1980年代以降も、夏季の渥美湾底層に発達する貧酸素水塊は著しく、苦潮(青潮)発生回数は日本一という状況で推移してきた。1990年代になっても未だ大規模な湾岸の埋立造成が愛知県や愛知県の参加する第三セクターによる“公共事業”として進められていく状況の下、沿岸環境保全のため、埋立事業に対して異議ありの声をあげることから、当会の取り組みが始まった。三河湾に関する海洋や水産方面の研究の蓄積は少なくなかったが、環境保全という視点からそれらの研究成果を総括して、有効な政策提言をするという取り組みは、1990年代に入るまで見られなかった。

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